子どもの足は大人の縮小版ではありません! 今日から「足育」始めます!【最新号からちょっと見せ】
子どもの靴は足を守るためだけでなく、成長途中の骨を支える役割も大きいんです。健康な体は健康な足から! kodomoe4月号では、健やかな成長をサポートする靴選びと履き方をご紹介。ウェブでは特集をちょっと見せ。導入部分をご紹介します。
今日から「足育」始めます!
子どもの足は大人の
縮小版ではありません
今まで4万人以上の子どもの足を見てきた伊藤さん。歩くのがキライ、運動が苦手、よく転ぶ……などの子どもは「靴を見直すと劇的に改善することが多いです」と言います。
「子どもの足が大人の足と一番違うのは『成長途中である』という点です。足の骨や関節が未熟で、とても柔らかいため靴の影響を受けやすい。かつ急速に成長していくので、足の成長を妨げない、足をしっかりと支える機能が大切です。適した靴を履いていないと足首や足指、爪などの変形につながり、歩くことがイヤになったり、そのまま成長すると学童期以降にケガが多くなる可能性もあります。
子ども靴とは言え、機能のしっかりした靴はそれなりに値段が高い。すぐサイズアウトしてしまうのにもったいない……と思われがちですが、子どもの骨格を作る靴は将来にわたっても大きなギフト。ぜひ、いい靴と正しい履き方を覚えていただきたいですね」
教えてくれたのは
伊藤笑子さん
いとうえみこ/子ども靴販売会社「フェルゼ」CEO。靴の先進国ヨーロッパのノウハウを30年前から取り入れ、子どもの靴育・足育活動を続ける。幼稚園での靴指導や講演会など、多方面で活躍。
イラスト/モチコ(kodomoe2025年4月号掲載)