2025年3月26日

入学前の学習面が心配。「早生まれは差が出る?」「名前くらい書けた方がいい?」「勉強に慣れさせておくべき?」

4月から新しい環境で過ごすわが子のことを思うと、喜び半分、不安も半分。入学を前に、心の成長とともに友達同士の関係性なども難しくなり、心配は尽きません。勉強という新たな課題も。そんな心配事に保育の専門家・井桁容子さんがアドバイス! 

学習面での大丈夫?

学校が楽しくなるには、授業についていけることも大切? 今から何か準備すべき?

Q 早生まれで、体も小さく言動も幼いです。
勉強や運動で差は出ますか?

A 最初は差があって当たり前。いずれ追いつく時期がきます

学校の先生は月齢による違いも理解しています。早生まれの子は「できなくて当たり前」と、気にかけてもらえるので、逆にお得かもしれません。個人差はあれど、学年が上がるにつれて追いついていくので、心配し過ぎないで。

Q 園では、ひらがなの読み書きは
入学してからでいいと言われました。
自分の名前くらい書けたほうがいいですか?

A 無理強いはしなくてOK。興味があれば自然に覚えることも

月齢に関係なく、絵本やお菓子のパッケージなどから文字に興味を持ち始めたタイミングで、声に出して読んだりしてみては。自然と覚えるようになりますよ。もちろん授業で初めて習うことも、新鮮な刺激になるはずです。

Q 周りには算数教室やそろばんに通い出す子も。
勉強に慣れさせておくべき?

A ふだんの遊びや生活の中に学びの要素を取り入れてみて

遊びなど生活の中に、学びは散りばめられています。身近なものを数えて算数に興味を持たせたり、好きな図鑑やカードゲームで、社会や理科、国語の学びにつなげたり。塾が楽しい子もいますから、その子に合った方法でOKです。

入学前の学習面が心配。「早生まれは差が出る?」「名前くらい書けた方がいい?」「勉強に慣れさせておくべき?」の画像1

教えてくれたのは
井桁容子先生
いげたようこ/保育・子育てカウンセラー。非営利団体コドモノミカタ代表理事。40年以上にわたる保育士経験を生かし、子育てに関する書籍の執筆やメディア出演など幅広く活動している。

イラスト/きどふみか(kodomoe2023年2月号掲載)

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