みんな、お絵描きが好きになる!第1回コドモエアトリエ作品コンクール結果発表
みなさんは「あきやまかぜさぶろうメソッド コドモエアトリエ」をご存知ですか? 「1日10分でちずをおぼえる絵本」シリーズ(白泉社)や「1日10分でえがじょうずにかける本」シリーズ(講談社)の著者で、長く幼児お絵描きの指導をしてきたあきやまかぜさぶろう先生が、これも幼児教室で豊富な経験を持つ小学館グループとタッグを組んで始めた幼児向け絵画教室です。
・動物などの素材を観察し、まる、さんかく、しかくの組み合わせで描く。
・構図や色の塗り方で「よい絵」を完成させる。
というあきやま先生の指導法=あきやまメソッドを実践しています。
まだオープンして1年足らず(月2回授業)、新型コロナウイルス感染症の流行もあって大々的な展開には至りませんが、このほど初年度の節目として「第1回コドモエアトリエ作品コンクール」が開催されました。「あきやまメソッド」の成果は如何に? 早速受賞作品をご紹介します。
【コンクール・データ】
テーマ/わたしのすきなもの 応募数/133 応募資格/コドモエアトリエ生徒
作品は うさぎクラス(幼稚園年少さん相当)、ぱんだクラス(同年中さん相当)、きりんクラス(同年長さん・小1相当)のクラス別に受け付け、各賞もクラスごとに贈呈されました。
うさぎクラス(年少さん)
まず年少さん。うさぎクラスでは線の引き方から始めて、授業3回目には自分の「絵」が描けるところまで進みます。
*最優秀賞* 香林坊教室
はぎはら るみ「夕暮れのゾウさん」
これが年少さん?と驚くうまさです。「コドモエアトリエ」ではゾウさんや、その他動物、植物などの基本的なものの描き方を習いますが、観察・造形は基本のレベルを超えています。ゾウさんを描くだけでなく 背景の空や地面もていねいに塗り、1枚の「絵」にまとめています。すごいです。
*優秀賞* 京都桂川教室
きん てらん「くだものとどうぶつ」
動物はクマでしょうか、そしてバナナにリンゴにイチゴ。教室で習った「好きなもの」を描きました。塗りもとてもていねいです。「コドモエアトリエ」では着彩も決まった色でなく「好きな色で」塗るよう指導しています。楽しむことが一番!
*あきやまかぜさぶろう賞* イオン橋本教室
かんどう はやと「はしご しょうぼうしゃ」
*アーティスト賞* 近鉄上本町教室
しん めいき「チューリップと丸いお花」
*アーティスト賞* イオン橋本教室
いしい さくら「しゃぼんだまとんだ」
ぱんだクラス(年中さん)
年齢がひとつ上がると、どんどん自分の世界が描けるようになります。まるでお話の一場面のような絵も見られます。
*最優秀賞* カメイドクロック教室
おう ようらく「ライオン」
ピンクのたてがみがとてもきれいなライオンです。「コドモエアトリエ」で習ったライオンの描き方を自分でアレンジしています。表情がまたかわいい! どこを見ても お絵描きが好き!という気持ちが伝わってきますね。
*優秀賞* イオンモール筑紫野教室
ひらやま かな「げんきいっぱいのひまわり」
こちらも色使いがすばらしくきれいでした。縦長の紙いっぱいのひまわりが力強いです。上のライオンもあわせて、背景の隅までていねいに塗られていて、教室の成果が現れています。
*あきやまかぜさぶろう賞* 福岡岩田屋本店教室
ひらやま あおい「海のいきもの」
*アーティスト賞* 福岡岩田屋本店教室
いわさき しげのすけ「夜のお城」
*アーティスト賞* サンストリート浜北教室
さとう あおい「おさんぽしているねこ」
*アーティスト賞* イオンマリナタウン教室
たけい そうし「てんとうむしとあぶらむしのおにごっこ」
*アーティスト賞* カメイドクロック教室
よしだ みこと「アイス大好き」
きりんクラス(年長さん・小1)
この年齢になると巧緻性が高まり自分の世界をさらにうまく描けるようになります。好きなものがあるって素晴らしいですね。
*最優秀賞* ホームズ仙川教室
たけだ しょおん「サッカー大好き」
人を描くのはむずかしいですが果敢にチャレンジ! 構図が上手でサッカーの躍動感が伝わります。人の描き方は今後、「コドモエアトリエ」でもレパートリーをどんどん増やしていきます。小学校の図工の授業でも必ず役に立ちますよ。空にいるのは、おひさま、ちょうちょ、はち(?)……ちょっとした小物が絵を楽しくしています。
*優秀賞* 熊本鶴屋教室
はやしだ りょうま「夏の思い出」
水族館の絵でしょう。魚と背景の水がとてもきれいです。色の塗り方で水の奥行きまで表現されていますね。大きな魚と対比する、海藻やくらげなど他の小物もいろいろ描かれています。自由画ですから想像で絵を補ってももちろん構いません。それも絵の楽しみです。
*あきやまかぜさぶろう賞* トイザらス・ベビーザらスつくば教室
さえき みお「私と同じ!仲良しペンギン家族」
*アーティスト賞* 小学館アカデミー神保町保育園
いとう なおみ「いるかジャンプ」
*アーティスト賞* ダイエー松戸西口教室
いがらし しょう「チャッピーとピクミンのお花」
*アーティスト賞* ダイエー松戸西口教室
たかがわ らい「へびとわに」
*アーティスト賞* マークイス福岡ももち教室
にしやま せいのすけ「オオカミの群れ」
入賞されたお子さんには写真のコドモエアトリエ・マスコット・アトリエくーちゃんのメダルと、クレヨンセット、あきやま先生の『1日10分でちずをおぼえる絵本』(白泉社刊)サイン本などの副賞が贈られました。
審査委員長・あきやま先生からのメッセージ
応募作品のレベルの高さに感動しました。これまでの私のお絵描き教室は、私自身が直接、生徒さんに教えるものでしたが、今回は私が講師の先生方に「教え方を教えて」それを各教室で生徒さんに教えるというものでした。正直、どこまで伝わるのか、不安もありましたが、本日、集まった作品を見て心配は吹き飛びました。基礎として私の考えがちゃんと伝わっており、さらにそこから成長していることがわかったからです。このまま小学生になっても、図工の評価はトップレベルでしょう。講師の先生方の努力に感謝するとともに、生徒さんがますます楽しく上手に、絵を描いていくことを願います。(談)
受賞作を見て感じるのは、とにかく皆、楽しそうということです。「メソッド」と言っても、子どもを無理に型にはめるものではないのです。ただ水泳でも楽器でも、何も教わらないでゼロからできる子はいません。それと同じようにお絵描きも基本を教えるべき、そう考えるのが「あきやまかぜさぶろうメソッド コドモエアトリエ」です。早めに、効果的にスタートすれば、皆、驚くほどうまくなります。未来への期待がふくらむ第1回作品コンクールでした。
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