ベビーフードは手づくりが一番。この子育て情報、正解ですか?【最新号からちょっと見せ】
食事や健康、しつけなど、関心の高いトピックで、最新の情報をご紹介! kodomoe10月号では、「~すべき」「~しちゃダメ」にとらわれない! ママ医師に聞く、子育て「新常識」を特集しています。
kodomoe webではその中から、授乳や食事に関する最新の情報をご紹介します。今日からさっそくアップデートしていきましょう!
授乳・食事
母乳神話に離乳食手づくり神話。最初にぶつかる食事の壁から検証!
Q 授乳中に脂っこいものを食べると、乳腺炎になりやすい。
ママの食事内容が
リスクになる根拠はない
乳腺炎の主な原因は、授乳間隔が空いたり、赤ちゃんがうまく吸着できずに、母乳が停滞したりすること。脂っこい食事で母乳がどろどろになって詰まる、と考える人もいますが、食事内容は母乳の糖分や脂質の量に大きな影響を与えないという研究データがあります。不必要な食事制限でストレスをためないようにし、バランスのいい食事を心がけていきましょう。
Q 市販のベビーフードは塩分や添加物が多いので、手づくりが一番。
心配する量ではないので
市販品も上手に活用してみて
日本ベビーフード協議会の自主規格には、塩分も添加物も必要最小限の使用とあり、心配するほどではありません。どうしても気になる場合は、少し高価ですが塩分、添加物フリーのベビーフードもありますよ。手づくりしたのに食べてくれなくてイライラするくらいなら、市販品も上手に活用していきましょう。食事は楽しいことだと伝えてあげることが、大切ですね。
教えてくれたのは
森田麻里子先生
もりたまりこ/医師。Child Health Laboratory代表。著書に『東大医学部卒ママ医師が伝える 科学的に正しい子育て』(光文社)など。
child.healthlabs.jp/
イラスト/きどふみか(kodomoe2021年10月号掲載)