ピンクが好きな息子。園グッズをピンクにしたいと言われ…【最新号からちょっと見せ】
日常生活の中で感じる、性別による役割やイメージの固定から自由になるには? kodomoe10月号では、「親子でジェンダー意識をアップデート! 『女の子らしく/男の子らしく』はもう言わない!」を掲載。
kodomoe webでは「こんなときどうする? ジェンダー問題CASE STUDY」の中から一部をご紹介します。
わが子にどう伝える?
Case:5歳息子はピンクが好き。家で使うものはいいとして、園グッズをピンクにしたいと言われたとき、「まわりに何か言われないかな?」と心配で、結局赤にさせてしまいました。
A. 広く社会に目を向ければとらわれなくなるかも
「大人になれば女性も黒を着ているように、色のジェンダーは園という限られた世界だけ!? 今後は、周囲の目を気にせずママのブレなさを見せてあげられたらいいですね」(大日向さん)
A. 周囲に理解されなくてもそれもまた経験に
「赤に誘導しても本人が納得しているならOK。納得していない場合はピンクにさせてあげ、何か周囲に言われたら、折り合いをつける機会として経験になりますよ」(治部さん)
大日向雅美さん
おおひなたまさみ/恵泉女学園大学学長。専門は発達心理学。子どもの発達、女性のライフスタイル、親子関係、ジェンダーなどにも詳しい。母親や家族の在り方、子育てについての著書も多数。
治部れんげさん
じぶれんげ/東京工業大学准教授、ジャーナリスト。ジェンダー問題やダイバーシティ(多様性)に詳しく、内閣府や東京都で男女平等に関する審議会の委員を務める。小中学生の母。
イラスト/くぼあやこ(kodomoe2021年10月号掲載)