柴田愛子さんに聞く。ママを悩ますイヤイヤ期対処法【最新号からちょっと見せ】
イヤイヤ期でありがちなシチュエーションに、ついママが言いがちな言葉&やりがちな態度。この時期、子どもとうまく付き合うにはどうすればよいのでしょう?
最新号kodomoe2020年10月号では、イヤイヤ期とうまく付き合うには? を、保育施設「りんごの木」主宰の柴田愛子さんがレクチャーしてくれます。kodomoe webでは、その一部をご紹介します!
買って 買って〜
行く前に買わないと約束したのに、いざお菓子を前にしたら泣き叫ぶ!
やりがち
「もう、いい加減にして!」
切り抜け
「今日は買わないよ。 向こうに行こうか」
諦めるまで泣かせていい
周りが気になるなら移動を
買わないと約束したのなら、貫いたほうがいい。「今日は買わないよ」とはっきり伝える。このケースは子どもがお菓子をほしいわけではなく、自分の思う通りにならなかった悔しさで泣くことが多いです。泣くのは悪いことではなく、モヤモヤを吐き出して諦められる。放っておけば20分で泣き止みます。ママは周りの目が気になるだろうから、子どもを抱えてでも場所を変えて落ち着くのを待ってみて。
ごはん食べたくない……
偏食でごはんを食べない! 親は栄養やバランスが気になるのに……。
やりがち
「食べないと大きくなれないよ」
切り抜け
「今日はアーンで食べようか?」
お腹がすけば食べるはず!
フォークに疲れていることも
ごはんについては多くのママが悩みすぎだと感じます。栄養やバランスを気にするのはわかりますが、食欲は個人差の大きい問題。イヤイヤ食べても身にはならない。本当にお腹がすけば食べますから、まずは見守ってみましょう。
フォークやお箸を使い慣れなくて、食べていて疲れてしまう子もいます。その場合は、食べさせてあげればOK。「もう大きいから自分で食べないと」などとこだわりすぎないで。
柴田愛子さん
しばたあいこ/保育歴47年。1982年「りんごの木」を発足。保育者や保護者向けの講演や執筆も行う。著書に『とことんあそんで でっかく育て』(世界文化社)など多数。
イラスト/ぎゅうにゅう 編集協力/野々山幸(TAPE)(kodomoe2020年10月号掲載)
「まだ帰りたくない」「おもちゃ貸したくない!」など、イヤイヤ期を切り抜けるヒントがいっぱい!
「イヤイヤ期ケーススタディつき 保育者・柴田愛子流 ホンネの育児」は、kodomoe2020年10月号でお楽しみください!