2018年1月15日

発達段階を知って事故を未然に防ぐ! 子どものヒヤリ・ハット対策 0歳児編

多い"ヒヤリ・ハット"と予防策

子どもの発達に伴い、できることが増えたり行動も変わってきます。個人差はあるものの、ある程度の目安を知って事故対策に活かしましょう。

0~6か月 お座りまでの時期

・寝返りを打つようになる
・自分で移動することはできない
・何でも口に入れる

ここに気をつけよう

事故自体は多くないが大人が慎重さを心がけて
 この時期に赤ちゃんは自分で移動することができないため、事故の大半は大人側の動作によって引き起こされます。大人が慎重な動作を心がけることがポイントです。
 乳幼児突然死症候群(SIDS)もこの時期に見られるもの。元気だった赤ちゃんが、睡眠中に突然亡くなる病気です。原因は分かっていませんが、うつぶせ寝はSIDSのリスクを高めると言われているので、避けて。

この時期に多い事故

◎窒息
自分で思うように動くことができないので、鼻や口がふさがってしまったり、うつ伏せで寝かせておくと窒息の危険も。また、原因が分からず、兆候もないとされる乳幼児突然死症候群は、近年の研究でうつ伏せ寝がリスクを高めると言われるように。寝ているときは、あお向けになっているか、顔がふさがれていないか時々確認しましょう。

わが家のヒヤリ・ハット体験

母乳が口と鼻につまり窒息しそうに
生後3か月のころ。ベビーカーに寝かせていると、いきなり母乳を吐き出し、口と鼻につまって窒息状態になりました。すぐに気がつきとっさに気道確保、鼻に詰まった母乳を口で吸い出しました。(N.Mさん/0歳男の子ママ)

ガーゼが顔にかかって苦しそうに
生後2か月のころ、就寝時、枕元のガーゼを自分の顔にかぶせてしまったようで苦しそうにバタバタしていました。隣で寝ていた私は気配でハッと目が覚めましたが、気づかなかったらと思うと怖かった……。(A.Hさん/3歳女の子、1歳男の子ママ)

これも多い事故!
突然の寝返りでベッド等から転落
「4か月頃、寝返り前だったのでベルトをしていないまま少し目を離したときにバウンサーから転落」(K.Uさん/2歳女の子ママ)のように、「まだ大丈夫」と思ってベッドやソファ等から転落するケースが多発。柵やベルトをする習慣を!

 

大人の「うっかり」による事故
・抱っこヒモからの転落
・熱い飲み物をかけてしまう
・手をすべらせて落としてしまう
大人の気をゆるめた際や、慌てたときの動作は危険です。抱くときは座ってやる、抱っこヒモのフィット感を使用するたびに確認するなど、安全な動作を習慣づけましょう。

わが家のヒヤリ・ハット体験

重すぎる荷物でベビーカーごと転倒
ベビーカーのバーに荷物をたくさん吊るし過ぎて、後ろにひっくりかえってしまった……。幸いけがはなかったけれど。(S.Nさん/6歳女の子ママ)

思わぬ反応で手を放してしまい…
子どもをソファで抱っこ中、足蹴りをくらい、思わず手を離して頭から板の間に激しく落としてしまった。抱っこをするときは床に座るように夫婦間で取り決めました。(K.Bさん/4歳男の子ママ)

抱っこヒモからあわや落ちそうに
抱っこヒモの金具が片側だけきちんとはまっておらず、子どもが私のひざまでずり落ちてしまった。急いでいても、きちんとはまったか確認するのを習慣にしました。(N.Tさん/2歳男の子ママ)

 

Column1 どの段階でも多く、重症度が高いのは「交通事故」

重症度が高く、命に関わる場合が多い交通事故。万が一事故に遭遇したときを考えチャイルドシートなど身を守るものの着用を必須に!

車に乗るときは必ずチャイルドシート
JAFの調査では、約4割のドライバーは子どもをチャイルドシートに乗せていません。どんな近距離でも、必ずチャイルドシートに乗せることを徹底しましょう。

自転車は必ずヘルメット着用で
子どもを乗せる際は、必ずヘルメットを。できればママも着用するのがベストです。自転車専用道路が整備されている場所では、必ずそこを通るようにしましょう。

シェア
ツイート
ブックマーク
トピックス

ページトップへ