2026年4月23日

【お金育】園や学校では教えてくれない、とっても大事な「お金」のこと。「お金育」で身に付く4つの力とは?

小さな子どもにお金のしつけ=お金育は必要? お金に対する考え方・使い方は大人になってから身に付けることは難しいもの。歯磨きやあいさつと同じように、子どものころに基本的な習慣を身に付けておくことが、将来の生きる力につながります。フィナンシャルプランナーの竹谷希美子さんに「お金育」で身に付く4つの力を教えてもらいます。

「お金育」で身に付く4つの力

「お金育」は、お金の管理という基本的なことはもちろん、生きていく上で大事な力を養うのにとても役立つんです。

1. 交渉力

自分の希望と相手(ママ)の要求をすり合わせ、解決の方向に導いていくことは、ものごとを交渉する力を付ける訓練になります。

2. プレゼン力

買ってほしいものがあるときなど、自分の気持ちを整理して言葉で伝えることは、プレゼンテーションの力を育てるのに役立ちます。

3. マーケティング力

限られた額のおこづかいの中で、よりよい買い物をするにはどうすべきか……比較検討の大切さ、有意義さを知ることができます。

4. 管理力

有限であるお金を、計画的に使う力が身に付きます。あるものをどう分配していくかは、お金に限らず人生の様々な場面で直面します。

【お金育】園や学校では教えてくれない、とっても大事な「お金」のこと。「お金育」で身に付く4つの力とは?の画像1

幼稚園や学校では教えてくれない
でも、とっても大事な「お金」のこと

お金さえあれば幸せ、ではないけれど、お金は生きていく上で絶対に必要なもの。お金と人生、お金と世の中のしくみを知ることは、生きることとイコールとも言えます。

「子どもにお金の話をしても分からない、お金の心配をさせたくない、と思うママもいるかもしれません。ですが、『お金育』はその根底に『自立した大人になって幸せな人生を歩んでほしい』という思いがある点で、その他の基本的なしつけと同じです」と竹谷さん。

「小さなころから様々な経験を通してお金に対して大事、悔しい、残念といったさまざまな感情を持つことは、生きていくための力の土台を作ります。先行きが不安なこんな時代だからこそ、自分の身は自分で守り、きちんと生きていくためにお金育は必要だと思います。こんなに大事なことなのに、お金についての教育は学校では受けられません。家庭でママやパパがするしかないのです。
それと、お金育を始めると子どもの意外な面が見えてくることがあります。『意外と細かい数字までこだわるな』とか『ふだんはのんびりしているのに計画性があるんだな』とか、新たな発見があって親にとっても楽しいものですよ。子どもの性格に合った声かけや方法で、お金育を始めてみましょう」(竹谷さん)

お金育はいつから始めるのがいいの?

「PTA講演などで多いのがこの質問。実は、おこづかいを管理させるなど本格的なお金育は、小学1年生が適齢。ですが、その存在や価値を知ることは幼児にとっても大切。一概に『〇歳から』とは言えませんが、わが子がお金に興味を示したり、ものをほしがるようになった時期が適齢、と考えていいでしょう」(竹谷さん)

教えてくれたのは
竹谷希美子さん
たけやきみこ/フィナンシャルプランナー、お金教育専門家。各地PTAなどでお金教育の大事さを説く。著書に『マンガでわかる! 子どもにちゃんと伝わるお金の「しつけ」』(近代セールス社)など。

イラスト/今井杏(kodomoe2018年6月号掲載)※こちらの記事は2019年6月にウェブ掲載したものを再編集しています。

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