【ポイント3つ!】子どもを叱ることが確実に減っていく、否定の言葉を言い換える方法
子どもにかけるひとつひとつの言葉。どうせなら、より子どもの心に届く声かけをしたいですよね。子どもの心を育み、親子の信頼関係をつくる言葉や言い方を、一緒に考えていきましょう。
“一発KO”じゃなくても、子どもを叱ることが確実に減っていく! kodomoe2月号では、そんな言葉がけを、たくさんの親子関係を見てきた教育評論家・親野智可等さんがアドバイス。ウェブでは、言葉がけスイッチング3つのポイントを提案します。
否定の言葉がけは
子どもにとってマイナス
「子どもの性格や置かれた状況によって響く言い方はそれぞれですが、共通して言えることは、否定的な責めるような言い方はしない、ということです。『なんで〇〇しないの?』『〇〇しなきゃダメじゃない』などの子どもにダメ出しをする言い方は、よくないという以上に『弊害しかない』と言ってもいいくらい。
第一に、子ども自身が不愉快な気持ちになります。自分が悪いと頭では分かっていても気持ちが処理できなくて、素直に聞きたくなくなってしまう。そして、いつもそういう言葉を浴びていると『自分はダメな子なんだ』と自己否定感が大きくなり、園や学校で新しいことにチャレンジしようというときでも『どうせ自分なんて』と積極的になれない。さらに、そんな自分は親にも愛されていないと考えてしまうんですね。だから、否定的なダメ出しは極力避けてほしい。
ではどう言えばいいか? 大事なのは感情的にならないこと。『何度同じことを言わせるの!』と親の怒りを感じると、子どもの脳は防御反応から思考停止に陥ります。親に言われていること=情報の処理ができなくなり、結局動けない、動いてもノロノロ……ということになりがち。『最初は穏やかに言っている』という親御さんももちろん多いでしょう。でも、『同じことを何度も言うのが子育て』なんです。怒ったり怒鳴ったりしたくなったら、一度大きく深呼吸してみましょう。気持ちを鎮める効果は絶大ですよ」
言葉がけスイッチング3つのポイント
POINT01:まずは共感
子どもが「やりたくない」「こっちがいい」などで動かないときは、まずその気持ちに共感を示して。ただ子どもの言葉をくり返すだけでOK。子どもはそれでも「分かってもらえた」と、信頼感につながります。

POINT02:否定的な言葉を避ける
「きらい」「ずるい」など存在や人格を否定する言葉もちろん、「これじゃダメ」など行動を否定する言い方も、危険を回避するとき以外は避けて。子どもにとっては自分自身を否定されたのと同じように感じます。

POINT03:感情的にならない
一方的に怒られたり命じられ続けると、子どもは「交渉の余地がない、言ってもムダ」と無力感に陥ります。何度も言わなければならないときでも、できるだけ穏やかに、子どもの言い分を聞く姿勢を持てるとベター。

親野智可等さん
おやのちから/教育評論家。本名・杉山桂一。長年にわたり教師として子どもたちに関わってきた経験をもとに子育て、親子関係、しつけなどについて提案。著書多数。
イラスト/タカヒロコ(kodomoe2026年2月号掲載)
kodomoe2月号ではさらに、横澤夏子さん×親野智可等さん対談「この言い方ってOKですか?」を掲載。
さらに読者の皆さんのお悩みを元に、スイッチングポイントをご提案。子どもに届く!子どもが伸びる!「言葉がけ“スイッチング”」は、kodomoe2月号でお楽しみください!








KV修正-350x350.jpg)




























