
段ボールやおりがみで作る「クリスマス・リース」。12月の行事の由来や背景をおさらいしながら工作を楽しんで♪
2025年の冬至は12月22日。子どもたちに伝えていきたい四季折々の行事やイベントと、季節にちなんだ簡単な工作「クリスマス・リース」の作り方をご紹介します。
たくさんの行事が盛りだくさんな12月。行事の由来や縁起、背景をおさらいしながら、親子で一緒に手づくりの楽しみを味わいましょう。
12月13日
正月事始め(大掃除)

1年の汚れを落とし
新年の年神様をお迎え
師走(12月)と言えば大掃除。大掃除はもともと、12月13日におこなっていた「すす払い」に由来し、お正月に新しい年の神様を迎えるために、家の中をきれいにするようになりました。ここから正月の準備が始まる=正月事始めとされます。年神様は汚れを嫌うと言われるため、家族の食事を作り、健康を生み出す源となるキッチンは特に重点的に掃除をし、新年の家族の健康と幸せを願いましょう。子どもにも前掛けや三角巾を用意してあげ、一緒に掃除するといいですね。
2025年の冬至は
12月22日
冬至

「ん」のつく食べ物のパワーで
家族の運気を上げよう!
冬至は中国で生まれた二十四節気のひとつで、1年で最も太陽が低くなる日。昔はこの日を境に太陽が生まれ変わると考えられ、人の運気もここから上昇するとされました。そのため、運がよくなるように願いを込めて運=「ん」のつくものをお供えするようになり、かぼちゃ(なんきん)を食べるように。かぼちゃ以外にもだいこん、にんじんなど「ん」がつく食べ物なら何でもOKなので、子どもと一緒に食卓に飾り、「運がたくさんつきますように」とお願いして、おいしくいただきましょう。
12月25日
クリスマス

家族や友人と過ごす
年末の一大イベント
約2000年前にイエス・キリストが誕生したことを祝ったことが、世界中に広まりました。今では家族や大切な人と過ごす日として定着。パーティーをしたりプレゼントをしたり、1年でいちばん華やかで心浮き立つ時期です。
※行事は地域によって違いがあります。ここでは、一般的に知られた由来やしきたりを紹介します。
手づくりしてみよう!
「クリスマス・リース」の作り方
リースは、イエス・キリストが頭にかぶっていた柊の冠に由来。
柊には魔除けの力があるとされ、玄関などに飾られるようになりました。

【作り方】
1、段ボールを、直径24cm程度の円形に切り取る。その内側を直径13cmの円で切り取り、ドーナツ状にする。好みで、緑の絵具やクレヨンなどで色を塗る。

2、ボタンやポンポン、ビーズ、紙で作った柊の葉やサンタクロースなどをボンドで貼り付ける。赤、緑など色を絞るとまとまりのある雰囲気に。

【サンタクロースの折り方】
1、赤の折り紙を、半分に折って真ん中に折り目を付ける。

2、折り目に合わせて、上下を折る。

3、端を1cmほど折り返す。

4. 両サイドを後ろに折り込む。サンタの体の幅は好みでOK。

5. 上が三角になるように両端を後ろに折り込み、顔を描く。

かわいいリースの出来上がり♪ ぜひクリスマスのお楽しみに作ってみてくださいね!
イラスト&工作は
江頭路子さん
えがしらみちこ/絵本作家、イラストレーター。やさしいタッチのイラストが人気。主な作品に『なきごえバス』『なきごえたくはいびん』(白泉社)などがある。女の子ママ。
江頭路子さんのインタビュー記事はこちら。

監修
三浦康子さん
みうらやすこ/和文化研究家、生活情報総合サイトAll About「暮らしの歳時記」ガイド。様々なメディアで活躍し、「行事育」を提唱。著書に『子どもに伝えたい和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)など。
イラスト・工作/江頭路子、撮影/岡森大輔 (2017年12月号掲載)※こちらの記事は2019年12月にウェブ公開したものを再編集しています。




































