
秋の寝室は「カビ・ダニ」のパラダイス! 対策はどうする?
梅雨から夏にかけて大量に増えたカビやダニ。その影響で、秋にアレルギーを発症する人も多いため要注意。
カビ・ダニ対策は、優先度の高い場所から、効率よく始めましょう!
優先度1位の「寝室」の対策は?
カビ・ダニのパラダイス!
大量の寝汗や皮脂で、寝具はカビ・ダニの温床。日中閉め切っていると、湿度も上昇します!
窓・カーテン
結露でガラスに水滴がつくと、カーテンやサッシのパッキン、木枠までカビだらけに!
サッシ周りは汚れを落とし
消毒用エタノールでカビ予防
サッシの溝にたまったホコリや泥汚れは、掃除機やブラシで取り除く。カビの生えた部分は、先に消毒用エタノールで拭き取っておくこと。パッキンや木枠部分に、エタノールを吹きかけておくと、カビ予防に効果的(木の材質に注意して)。
洗えるカーテンは
中性洗剤で丸洗いする
ホコリをためこんでいるカーテンは、湿度の低い晴天の日に、ネットに入れて中性洗剤を加え、おしゃれ着洗いコースで洗濯。カビ部分は、先に酸素系漂白剤でつけ置き洗いをしておく。カーテンレールに戻して干せば、自重でシワも取れる。
寝室で洗濯物を干すのはNG!
秋雨前線で、室内干しをする日も多い季節。寝室に洗濯物を干すとよく乾くのは、じつは布団やマットレスが水分を吸収してくれるから! 寝室を避け、換気のいい部屋で干すようにしましょう。
基本のカビ取り方法
(カビを)から拭きや掃除機で吸うのは厳禁。胞子が飛び散り、かえって増殖!
水で洗えるものは、塩素系漂白剤で
キッチンや浴室などは、塩素系漂白剤を吹きかけ殺菌してから、水でしっかり洗い流す。
水が使えないものは、消毒用エタノールで
家具などは、消毒用エタノール(アルコール70%程度)を吹き付けた布やペーパーで拭き取る。
教えてくれたのは
藤原千秋さん
ふじわらちあき/大手住宅メーカー勤務を経て、家事・掃除・住宅アドバイザーとして活躍。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など著監修書多数。
イラスト/macco(kodomoe2021年10月号掲載)※こちらの記事は、2021年9月にweb掲載したものを再編集しています。