晩ごはんまでつなげる！ 冷凍トマトジュースをストックしてパパッと仕上げる「マカロニトマトスープ」【つなぎごはん・5】

保育園や幼稚園、公園から帰ってきて、ほっと一息つきたい夕方。なのに子どもが「おなかすいた」と言いはじめた……！　早く夕飯の準備を始めればいいけれど、ちょっとお茶も飲みたいし、洗濯物も先に取り込んでしまいたい。そんな夕方のつらい時間を解消するのが、「つなぎごはん」です！
今回は、はらぺこ度100のつなぎごはん、「マカロニトマトスープ」のレシピをご紹介します。

つなぎごはんって何？

「つなぎごはん」は、晩ごはんの前菜のようなもの。夕方に食べさせても罪悪感のない、おやつのようなごはんのようなもののこと。
「おなかすいた！」と言われても、甘いお菓子はあげたくないし、今おやつを食べてしまったら、晩ごはんが食べられなくなってしまう。でも、子どもは待ったなし！
そんなときに使えるレシピを、料理家の新谷友里江さんに聞きました。はらぺこ度に合わせたレシピを5つ、5回に分けてご紹介します。

【はらぺこ度100】
今すぐ食べたいはらぺこさんにはボリュームスープで「つなぎごはん・マカロニトマトスープ」

はらぺこ度100の、おなかすきすきな子どもには、野菜たっぷりの具だくさんスープをどうぞ。これでおなかいっぱいなっちゃってもいいよね、というレシピです。

「まだもの足りない！早く夕飯食べたい！」という子も、あとはおにぎりや納豆ごはんをプラスすれば、栄養もおなかも大満足。マカロニを入れる前までなら作り置きできるので、スープだけ先に作っておいて、帰宅後にマカロニを加えて煮込むと手早くできあがります。

使っているのは、冷凍しておいたトマトジュース。製氷皿に入れて冷凍しておくと便利。

【材料（大人ふたり分）】

ベーコン……2枚
いんげん……4本
玉ねぎ……1／4個（50 g）
オリーブオイル……小さじ1
マカロニ（早ゆでタイプ）……30g

【スープ】
冷凍トマトジュース（無塩）……200mL
水……200mL
洋風スープの素……小さじ1／2
塩……小さじ1／4

【作り方】

1、ベーコンといんげんを1cm幅に切る。 玉ねぎは1cm角に切る。

2、鍋にオリーブオイルを入れて中火にかけ、1を炒める。

3、しんなりしてきたら、スープの材料をぜんぶ加える。煮立ったら弱火にして、5〜6分煮る。

4、野菜に火が通ったらマカロニを加え、2〜3分煮る。

玉ねぎやいんげんなど、比較的早く火が通る食材を選ぶのも、「つなぎごはん」ならではの工夫です。夕飯前に何か食べさせるなんて！　という気持ちもありますが、案外つないじゃった方が楽なときもあるので、ぜひ我が家の「つなぎごはん」も開発してみてくださいね。

文／吉川愛歩　写真／中村寛史