書店員さんおすすめの新刊絵本。児童書の目利きが厳選した絵本7冊をご紹介【千葉県・有隣堂 ニッケコルトンプラザ店】

児童書の「目利き」である書店員さんに、新刊絵本の中から、親子で一緒に楽しめて、読み聞かせにもぴったりなイチ押しの7冊を紹介してもらいました。今回、絵本を選んでくれた書店員さんは、有隣堂 ニッケコルトンプラザ店　大井唯さんです。
（2024年5月～6月刊行分よりセレクト）

いちごりら

2歳〜
インパクト抜群な絵変わり
やみつきになりそう！
『いちごりら』
麻生かづこ／作　かねこまき／絵
ポプラ社　1595円

「イチゴをいっぱい食べたら？　ブドウをいっぱい食べたら？　いろんな動物が可愛く、そしておかしく変身してしまう言葉あそび絵本。最後のページは驚きのシュールさです」

コーギーちゃんはおねむです

0歳〜
ゆっくり眠れるいい場所どこかな？
『コーギーちゃんはおねむです』
エリン・ヘッグ／作　ひさやまたいち／訳
評論社　1100円

「眠くて眠くてしかたないコーギーちゃん。何度も『どいて』と言われながら、安心して眠れる場所を見つけにいきます。優しい色合いで寝かしつけのおともにもぴったりです」

できあがり

2歳〜
おいしいごはん、いただきます！
『できあがり』
彦坂有紀・もりといずみ／作
福音館書店　1210円

「パンにごはんに麺、最後のひと手間で完成する『できあがり』を木版画で優しく描いた絵本。赤ちゃんから、一緒に料理をはじめるお子さんまで、幅広い年齢におすすめです」

なんのサンドイッチ？

4歳〜
真似できないびっくりサンドイッチ
『なんのサンドイッチ？』
たなかひかる／作　大和書房　1540円

「お笑い芸人でありギャグ漫画家でもある、たなかひかるさんが手がけた絵本の最新作。自由な発想で描かれる『謎』な展開には、子どもも大人もくすっと笑ってしまいます」

ちょっぴりながもちするそうです

5歳〜
このおまじない、本当に効くかも!?
『ちょっぴりながもちするそうです』
ヨシタケシンスケ／作　白泉社　1100円

「心がちょっぴり軽くなる絵本シリーズの第３弾。そんなおまじないはきかないのでは？と思うのに、なんだか真似してみたくなる、大人にも読んでもらいたい絵本です」

こころころころ

5歳〜
臨床心理士による「心の変化」の解説付き
『こころころころ』
新井洋行／作　北村みなみ／絵
岩崎書店　1650円

「楽しい気分が急につまらなくなったり、その逆もあったり。いつだって誰だって急に心はころころと転がってしまう、そんな当たり前のことをそっと気づかせてくれます」

いつもとちがう水よう日

6歳〜
「こんなことあったなあ」と共感必至
『いつもとちがう水よう日』
丸山陽子／作　小学館　1540円

「学校がいつもより早く終わる水曜日に起こった、子どもにありがちで、でも大切な出来事を水彩タッチで描いた絵本。『ごめんなさい』の気持ちの大事さを教えてくれます」

（kodomoe2024年10月号掲載）

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