ベストショットを発表!「こっち向いて!」【みんなのコドモPHOTOギャラリー】
毎回テーマを設けて、読者のみなさんからお子さんの写真をお送りいただく「みんなのコドモPHOTOギャラリー」。人気写真家・繁延あづささんが選者となり、応募作品の中からベストショットをセレクト! ママ目線とプロ目線、両方から選んでいただきました。
今回のテーマは「こっち向いて!」。それでは発表です!
やや7歳、やたろう5歳
朝日に向かって学校に行く子どもたちの背中に「いってらっしゃーい!」こっち向いて「いってきまーす!」を期待しつつも、朝の陽の光と子どもたちの影が美しくてパチリ
COMMENT
光に入っていくような光景に感動された心情が伝わってきます。モノクロなのも光と影を際立たせますね。雨上がりでしょうか。長く伸びたアスファルトの影と、おさなさ残るお子さんの小さな影がつながるラインも情緒的で好きです。
ゆいな 5歳
夢中で花冠を作っていた娘。完成記念にかわいい写真を! とカメラを構えたらライオンに変わっていました。
COMMENT
かわいい! 大人(親御さんかな?)を見上げるように向けられたこの笑顔がたまらないですね。まわりのボケもいい効果。額には汗いっぱい。がんばったんだなあ。花冠はまさかの使用法ですね!
次男1歳 長男4歳
寝る時に、いつも背中を向けて寝てしまう弟にいつも「こっち向いて!」のお兄ちゃんですが、この日は想いが届き、向かい合って眠ることができました。長男は嬉しくて弟のほっぺを優しく触ったり、終始ニコニコでした。
COMMENT
うれしくて、たのしくて。その気持ちが表情にあらわれていて、その顔を画面いっぱいにとらえて、すぐそばで見ている感覚になるほど伝わってくるものがあります。いつか兄弟喧嘩もするでしょうが、こんなときが確かにあったとどめておく一枚。
他にも! NICE SHOT!
ひなた4歳 椋太1歳
置物と戯れる。
COMMENT
なんともいえない可笑しさあふれる写真ですね。子どもたちの顔は見えず、でも置物の大きなパンダ小さなパンダの顔はまっすぐカメラ目線。しかもこの微妙な距離感。与えられた狭い陣地にめげず盛大に生い茂る笹。しみじみとおもしろさ愉快さが込み上げてきます。
ひー8歳 あー4歳
島原の地獄に行ったとき湯けむりの中に突進! メガネが曇るのが楽しかったみたいです!
COMMENT
なるほど。この前のめりな姿勢はみずからメガネを曇らせているのですね! マスクの下からのぞく嬉しげな口元とまんまるメガネ。マンガみたいで楽しいです。そして、長崎在住の私はには見覚えある場所で嬉しかったです!
ゆぅゆぅマンマ 小学校1年 6歳
オムライス早く食べたいのに〜!! こっちむいて〜
COMMENT
奈良美智さんの絵を思い出すようなこの目つきがかっこよくて好きです。オムライス食べたいんだから、そりゃ怒っちゃうよね。それでもこっち向いてくれるこの関係。いまの親子の親密さを語ってますね。
ゆめち 7か月
写真を撮りたい必死なパパに、娘も思わずニヤリ!
COMMENT
赤ちゃんも可愛いですし、見切れているパパの嬉しそうな表情にもおもわず目がいってしまいますね。その両方を撮ろうとした撮影者(ママ?)の目線も感じられて、多幸感が伝わってきました。
まーや 3歳
大自然の中でひっそりと木に結ばれた手作りのぶらんこを見つけた娘。あまりの嬉しさと恥ずかしさで? 何度「こっちを向いて」とカメラを向けてもカメラ目線をくれませんでした(実際はものすごく楽しそうでした)
COMMENT
娘さんをカメラで追っている風景が浮かんできました。夢中でシャッター切ったのかなという画面の傾きやシルエット感もすべて好きです。しゃがんで撮られたのでしょうか。空にふわり飛んでいくようで印象的です。
しげのぶあづさ/写真家。雑誌や広告での撮影のほか、出産撮影や子どもの撮影、また農・猟に関わる撮影も。近著に『山と獣と肉と皮』(亜紀書房)、『うまれるものがたり』『長崎と天草の教会を旅して』(共にマイナビ刊)がある。
『母の友』(福音館書店)、ウェブマガジン『あき地』(亜紀書房)にて連載中。14歳&11歳の男の子、5歳の女の子のママ。
繁延さんに親子の読み聞かせについておうかがいした【うちの読み聞かせ】はこちら
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ほかにも、たくさんの可愛い「こっち向いて!」の写真を送っていただきました。
みなさん、ご応募ありがとうございました! 次の募集テーマは……!?