ハハコで大好き「きかんしゃトーマス」作品の誕生秘話を知っていますか?
子どもたちに大人気の「きかんしゃトーマス」。原作となった絵本が出版されてから今年2020年で75周年を迎えます。そんなに長い歴史のある作品だったの!? と驚くママも多いのではないでしょうか。
そこで、今回は作品の誕生秘話をご紹介! 記事の最後では、75周年を記念して開催される原画展についてもご紹介します。
息子への思いから生まれた
ゆかいな機関車たちの物語
「ソドー島」で働く機関車たちのお話。その誕生は78年ほど前にさかのぼります。
1942年、イギリスの牧師ウィルバート・オードリーは、病気で外に遊びに行けない2歳の息子に、自分が好きな鉄道を題材にしたお話を毎晩話してあげました。それが「きかんしゃトーマス」の礎となったのです。
オードリーとそのスケッチ。すでに機関車にユニークな顔が。
絵本はテレビシリーズとなり
やがて世界中の人気作品に
1945年、オードリーが描いた物語を基にした『汽車のえほん』が『3だいの機関車』として出版され、たちまち評判となり、2番目の『機関車トーマス』が初登場しました。
1974年には映像プロデューサーのブリット・オールクロフトが制作した映像がテレビで放送され、トーマスたちの物語はイギリス中で、やがて世界中で愛される作品となりました。
個性あふれる
絵本の画家たち
心躍る機関車たちの世界を描いた画家たち。代表的な3組をご紹介します。
レジナルド・ダルビー C.REGINALD DALBY
オードリーが描いたスケッチを基に、のちのトーマスたちにつながる、大元のイメージを創り上げた。
ジョン・ケニー JOHN T.KENNY
ダルビーより機関車にくわしく、より精密に描かれている。風景や動物なども美しいのが特長。
ガンバ-&ピーター・エドワーズ夫妻 GUNVOR&PETER EDWARDS
表情の豊かさと色の鮮やかさが魅力の、エドワーズ夫妻の機関車たち。
INFOMATION
原作75 周年を記念した原画展開催!
日本初公開を含む「きかんしゃトーマス」の原画、撮影プロップスを通し原作者オードリー牧師が伝えたかったメッセージに迫る。
世界中で愛される「きかんしゃトーマス」。その原作となる『汽車のおはなし』から75周年を迎える今年、絵本原画展を開催します。
本展では、会場限定アニメ映像「ライフレッスンズ」日本語版をナビゲーターとしながら、日本初公開品を含む約180点の絵本の挿絵原画と、人形劇の撮影プロップスなど、貴重な資料で原点から現在に至るまでのトーマスの世界を展観し、原作者が子供たちに伝えたかったメッセージを振り返ります。(以降、全国巡回予定)
会場 JRタワープラニスホール 北海道札幌市中央区北5条西2丁目エスタ11F
会期 2020年10月31日(土)~11月23日(月・祝)
入場料 一般800円、高大生500円(いずれも税込)中学生以下無料
協力/(株)ソニー・クリエイティブプロダクツ ポプラ社 編集協力/由木デザイン(kodomoe2015年8月号掲載)※内容は一部ウェブ用に編集しています
次は、
「きかんしゃトーマス」お気に入りはだれ? たくさんのなかまたちをご紹介
お楽しみに!