ムーミンに会いにフィンランドに行こう!

ヘルシンキでムーミンさんぽ

子ども連れにも嬉しいムーミン・カフェ

 首都ヘルシンキにも新しいムーミン・スポットが次々と誕生しています。
 まずは、昨年オープンしたばかりのムーミン・カフェ。ガラス張りの明るい店内には、ムーミンの絵本やマグ、子どもたちが遊べるプレイコーナーなどがあり、赤ちゃん連れからお年寄りまで地元の人々もくつろぎにやってくる、やさしい雰囲気。メニューの中には、フィンランドのソウルフードのシナモンロールや、ニョロニョロのメレンゲ菓子などのわくわくするようなスイーツも。「子どもたちがのびのびとしていられるカフェをつくりたかった」とオーナーのサンナ・キースさん。子どもが参加できるワークショップなども開催していて、お天気の悪い日などは、店内の様子を見て絵本の読み聞かせが始まることもあるそう。この路面店の他にも、ストックマン・デパートの5階などムーミン・カフェはヘルシンキ市内に4箇所あるので、ぜひ立ち寄ってみて。


(左)北欧のぬくもりのあるヴィンテージの家具でそろえられた店内には、ムーミンがたくさん。(右)ニョロニョロの形のかわいいメレンゲ菓子。

子どもたちが遊べるプレイコーナーにはムーミンの絵本も。

トーベ・ヤンソンのフレスコ壁画が見られるヘルシンキ市立美術館

 ヘルシンキ市立美術館では、昨年から常設展としてトーベ・ヤンソンが描いた壁画やスケッチ、油彩作品などが見られるようになりました。中でも注目すべきは、トーベが30代前半のときに描いた、ヘルシンキの市庁舎の食堂ための2枚のフレスコ画。大きな画面いっぱいに描かれたパーティーを楽しむ人々の中には、トーベ自身の姿、そして片隅には小さなムーミンも。また、病気の子どもたちを励ますために小児病棟の壁に描いたムーミンたちの習作からは、トーベの子どもたちへの愛情が伝わってきます。画家トーベの若き日の活動と作品に触れられる貴重な場所です。


(左)アウロラ小児病院のために描いた作品の下絵と複製画。子どもたちが階下から検査室に呼ばれるときにこわい思いをしないよう、一緒に階段を上るムーミン谷のキャラクターたちが描かれています。(右)ヘルシンキ市庁舎のために描かれた2つのフレスコ画の大作「都会のパーティー」「田舎のパーティー」。どちらにも小さなムーミンがいるので、ぜひ探してみて。

ムーミンの顔のアメが買えるスウィート・ストーリー・ヘルシンキ

 ムーミンの顔が入った愛らしいアメが買える「スウィート・ストーリー・ヘルシンキ」は、港のマーケットから街のシンボル、ヘルシンキ大聖堂に続く道にあるキャンディショップ。水、シロップ、砂糖のシンプルな素材を使った手作りの味がやさしい、かわいいお店。ムーミンの模様をキャンディにするのはかなり難しい技術で、10パックつくるのに2、3時間かかるのだとか。夏期は涼しげなブルーベリー味、クリスマスにはシナモン味など、季節によってヴァリエーションも変わるそう。カロリーが気になる人には、シュガーフリーのものも。ちょっぴりユニークな顔をしたムーミンのキャンディは、お土産にも喜ばれそうです。


(左)ムーミンのキャンディ5.9€。(右)お店のキャンディはすべて手づくり。

© Moomin Characters™

シェア
ツイート
ブックマーク
トピックス

ページトップへ