子どもたちの難問・奇問に困った!3人の先生たちはこう答えます
2020年5月9日

子どもたちの難問・奇問に困った!3人の先生たちはこう答えます

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子どもの質問に、毎日、一生懸命答えているママやパパ。しかし、どんどん出てくる「なんで?」「どうして?」の答えに困ったことはありませんか?
実際に子どもから出てきた質問を、読者アンケートからピックアップ! それぞれ2児のママ&パパである岩立京子先生、宋美玄先生、堀道広さんが回答してくれました。「カラダ」「科学」そして「ココロ」に関する、子ども達からの難問・奇問に先生たちはどう答えるのでしょうか?

カラダについて

Q 人間はどうして男と女に分かれているの? (6歳男の子)

神様が、男の子と女の子を作ったからかな。男の子ばっかりだったら、ママは、いなくなっちゃうね。男の子と女の子がいるから、大きくなると、ママやパパみたいになって、赤ちゃんができて、生まれてくるんだよ。

男と女に分かれているということは、2人でいっしょに子どもを作れるということなんだ。パパとママの間に子どもができると、パパとママのいいところや、いろんなところを持った違った人間が生まれるでしょう。みんな違う方が、どんな環境になっても人間が生き残れる力があるということなんだよ。

 

Q (車椅子の人を見て)なんであの人は歩かないの? (3歳女の子)

町にはいろんな人がいるね。歩ける人が多いけど、歩けない人もいるよ。生まれつき歩けないのかもしれないし、途中で歩けなくなったのかもしれない。いろんな人がいるから、誰にとっても暮らしやすい町になるように、みんなでがんばらないといけないね。

 

Q 赤ちゃんはどうやって生まれるの? (6歳女の子)

お父さんとお母さんが仲よくすると、お父さんの体の中にある赤ちゃんのタネと、お母さんのおなかの中にある赤ちゃんの卵が合体して、お母さんのおなかの中で赤ちゃんができるの。

赤ちゃんは外に出ても大丈夫になると、お母さんのおなかの中にある「赤ちゃんのおうち」から出てくるよ。二通りの生まれ方があって、一つは赤ちゃんの生まれる道を通ってママのおまたから生まれる方法。もう一つはおなかから直接出てくる方法だよ。

 

Q なんで女の子にはおちんちんがついていないの? (4歳男の子)

女の子にもおちんちんがついていたら、男の子と間違えちゃうからかな。人間は男の子か、女の子かどちらかで、おちんちんのついている子が、男の子よ。(両性具有を考えると科学的には間違いですが、基本的に性は2種類であり、性器の違いで男女を区別することが伝わればいいでしょう)

女の子には何もついていないって思っている人は大人でも多いのだけど、女の子には「いんかく」っていうものがついているんだよ。小さくて外からは見えないけどね。女の子には女の子のものがついているんだよ。

科学について

Q 卵から生まれる生き物と、
お母さんから生まれる生き物がいるのは
どうして? (5歳男の子)

昔の生き物は卵から生まれていたんだけど、卵から生まれると、卵から赤ちゃんがかえるまで温めたりしないといけなくて、敵に襲われると卵を置いて逃げなければいけなかった。だから、お母さんのおなかの中である程度育ててから産むように進化したんだよ。

 

Q バナナはなんで黄色いの?
ものに色があるのはなんで? (5歳女の子)

もともと黄色くてあの形をしていて、甘いものが自然にあって、それに「バナナ」って名前をつけたんじゃないかな。そして、農家の人がもっと美味しそうな色や味にしたりする工夫をしてきたの。ちょっと難しいけどね、遺伝子っていうのを持っていて、それが、バナナの色を作って行くんだよ。だから、遺伝子を変える工夫をすると、今度は、紫色のバナナができるかもね。

 

Q 宇宙ってどういうもの? (4歳男の子)

ママやあなたが今いるところは、地球だよ。その地球とか火星とか、星とか、あるじゃない。そういうもの全てがあるところをぜーんぶ、宇宙っていうんじゃない? 宇宙の本を探して、調べてみようか。

私たちから見ると、宇宙はお空の遠く遠くだよ。でも、私たちのいる地球は宇宙の中に浮かんでいて、宇宙全体からみるとすごくすごく小さいんだよ。宇宙は広くて大きくて、まだどのくらい大きいのかわかっていないんだ。どこか遠くの星に生き物がいるかもしれないね。

 

Q 人間は死んだらどうなるの? (6歳男の子)

死ぬと体は、この世界にはなくなっちゃうよね。でも、死んだ後は、きっと、地獄か天国に行くんじゃないかと思う。だから、おばあちゃん(おじいちゃん)が死んでいなくなっても、天国で見守ってくれているよ。

人間が死んだら動かなくなって、今まで体の中で作っていた熱がなくなるから冷たくなってしまうよ。その人が頭の中で感じたり考えていたりしたことも止まってしまうと言われているけれど、本当のことは誰にも分からない。死んだ後にも「たましい」が残ると言う人もいるよ。

 

Q 世界で一番強い生き物はなに? (7歳男の子)

力が強い生き物、大きい生き物など、いろんな生き物がいるけれど、地球の上で一番いろんな場所に住むことに成功しているのは人間だね。寒い所、暑い所、高い所など、いろんな場所で生きていける人間が一番強いかもしれないね。

ココロについて

Q 私と弟と、どっちが好き? (5歳女の子)

2人とも好きよ。弟は~~なところが可愛いし、◯ちゃんは~~なところがいいし、難しいなあ。でも、よーく考えると、◯ちゃんの方が好きかな。弟のお世話をするの、◯ちゃんも手伝って。ママ、助かるなあ!

もちろんどっちも好きだよ。小さいあなたが可愛かったときと同じように、今の弟くんも可愛いし、5歳のあなたはどんどん可愛くなるよ。どうしてもどっちが好きか答えるなら、やっぱりあなたかな。弟くんには絶対内緒だけどね。

 

Q お友達が意地悪をするのはなぜ? (6歳女の子)

なんでだろう? 仲良くすれば、もっと楽しいのにね。なんで意地悪するの?って、お友達に聞いてみようか?

 

Q テレビのヒーローは、
なんでキックやパンチをしてもいいの? (3歳女の子)

あれはヒーローのいる国だからできるの。◯ちゃんがいるところで、本当にキックやパンチをしたら、すごく痛いし血が出ちゃうし、ケガしちゃうよ。◯ちゃんがキックやパンチをされたら、痛いでしょ。だから、キックやパンチはしないの。

ママは本当は、キックやパンチでしか違う考えの人との争いを、なんとかできないのはダメだと思う。大きくなったらテレビ番組を作る人になって、違うことをするヒーローを作ってみよう。

 

Q どうして男の子は、
スカートをはいちゃいけないの? (4歳男の子)

男の人がスカートをはいている国もあるよ。男の子がスカートをはいちゃいけないということはないから、はきたかったら教えてね。

 

Q ◯◯君はゲームを持っているのに、
うちはどうしてダメなの? (6歳男の子)

ゲームは値段が高いし、ママは、ゲームばかりをして欲しくないから。ゲームばかりすると、目も悪くなるんだよ。(買い与える場合は、家でのルールを話し合い、「お誕生日に1つだけ買ってあげるから、一生懸命に考えといてね」と、がまんや交渉を覚えさせることも必要)

ゲームは面白いし、いろんなヒントにもなる。だけど、楽しくてゲームばっかりして、お友達と遊んだり大事なことをしたりする時間を全部使ってしまう子もいるよ。パパとママは、君が夢中になっても、ちゃんと途中で止められるようになるまで、もうちょっと待とうと思っているんだよ。

 

教えてくれたのは
岩立京子先生
いわたてきょうこ/東京家政大学子ども学部子ども支援学科 教授。東京学芸大学名誉教授。専門は発達心理学、幼児教育学。『いい母は、いい子を作れない』(経済界)など、育て方やしつけに関する著書も多数。一男一女の母。

宋美玄先生
そんみひょん/医学博士。産婦人科医として従事しながら、多数のメディアで活躍。女性の性、妊娠、出産などについて広く啓蒙活動を行っている。女の子と男の子、2児のママ。

堀道広さん
ほりみちひろ/漫画家。漆職人として勤めながら『月刊漫画ガロ』でデビュー。特徴的な画風が人気。近著は、 『1コマ漫画で親子の日常英会話 ほのぼの英語』(デイビッド・セインと共著)。6歳女の子、2歳男の子のパパ。

 

イラスト/堀道広 編集協力/田所佐月(kodomoe2018年8月号掲載)

 

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