2017年6月22日

ママのボディメンテナンス ~産後のトラブル10選~ Trouble 01 産後の不調に心あたりはありませんか?

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産前産後のママのカラダを整える人気整体師であり助産師の是枝貴子さん。キャンセル待ち100人以上、芸能人や有名アナウンサーも通うカリスマ助産師が、悩める女性のカラダをサポート。産後のトラブルを10回にわたり解決していきます。
撮影/志田三穂子 イラスト/堀川波

お産の現場で見たママの衝撃の真実

 助産師として多くの出産現場に携わってきましたが、出産中に回旋異常や微弱陣痛になり、吸引分娩や帝王切開になるケースもよくありました。普通分娩後も、腰に手を当てて辛そうに歩いているママや、骨盤がぐらぐらすると言うママも多かったんです。出産直後はどこが痛いのかよくわからず、カラダに違和感があるまま、日々の育児に突入していませんか?
 妊娠するとすぐにリラキシンというホルモンが、骨盤を支えている靭帯を緩ませていきます。それにより産道が広がり、赤ちゃんが通りやすくなるのです。赤ちゃんの重みに、羊水や胎盤の重みも加わり、総重量4~5キロの重みがこのゆるゆる骨盤にのしかかってきます。常にこの重みを骨盤で受け止めているわけなので骨盤まわりの筋肉や靭帯はぐーんと伸びきっています。そして出産。こぶしよりも大きい赤ちゃんの頭が産道を通過するので産後直後はマックスに骨盤も広がっていますしユルユル状態。また、帝王切開後の方も同様に骨盤は緩んでいます。妊娠中にリラキシンの影響を受けたことには変わりないから。ママは出産直後からの骨盤ケアがとても大切なんです。

産後のママはよく頑張ってます!

 和式トイレが減り、家電の普及でしゃがむ動作が減ってますよね。しゃがんで立つという、スクワットのような動作を日常的に行ってきた昔の女性は、骨盤を締める力が強かったのです。でも今の女性はスクワット的な動きをほとんどやらずに育ってきたので骨盤まわりの筋肉靭帯が弱くなってきています。ですから、昔の女性の強固な靭帯を緩ませるためのリラキシン量が、今の女性には多すぎてしまうのです。結果、骨盤ゆるゆる妊婦&産後ママが急増中。これが産後のトラブルの元凶とも言えます。カラダの土台である骨盤がぐらついたまま、育児に突入していくので、不調が出やすく、不良姿勢にもなりやすい。それに核家族化で、床上げ3週間も守れない実情。産後ママは満身創痍。本当によく頑張っています。

カラダを整える暮らしのコツ!

 骨盤まわりに不調があったり、ぐらつき感があるママは、まずはさらしを巻いてみてください。
 戌の日のさらしでも◎ このさらし、抱っこのときに絶大な効果を発揮します。赤ちゃんって座ることをなかなか許してくれないので、ママはずっと立って抱っこ。骨盤に負担もかかります。さらしで骨盤に支えがあるだけで抱っこも楽ですしシャキッとしますよ。巻くときは尿道、膣、肛門の3つの穴を自力でしっかり締めるイメージで。内臓を引き上げるのを意識しながら、骨盤に沿わせるように巻くだけ。自分が楽に立ったり座ったりできる強さがちょうどよいです。
 長年、助産師としてママたちの不調を見てきました。お産の現場が大好きで離れがたかったのですが、なんとかしてママたちのカラダを助けたいのです。この連載を通じて、ママのカラダが楽になるコツを伝えていきます。自分のカラダと向き合い、不調を整えてもらえたら嬉しいです。

是枝貴子
これえだたかこ/ママのための整体サロン「マミーサロン」主宰。助産師、鍼灸師。その他アロマセラピストなど数多くの資格を持つ。産科勤務時代、ママのカラダを助けたいと一念発起し骨盤ケアを学ぶ。現在月200名以上のママの施術に従事。4月に出産し一児の母。産後1か月で仕事復帰。
http://www.mommy-salon.com

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