爪かみ・指しゃぶり・鼻ほじり……気になる行為・行動 子どもの“このクセ”大丈夫?
2017年6月23日

爪かみ・指しゃぶり・鼻ほじり……気になる行為・行動 子どもの“このクセ”大丈夫?

何度言ってもやめない、子どものちょっとへんなクセ。ママは気になってしかたがないけれど、あまり思い詰めないで!クセに対する考え方、対処法を知っておけば、きっと気持ちが軽~くなるはずです。
イラスト/今井杏

原因探しはママにもストレス! みんなで見守り、協力を

 いつも爪をかんでる、鼻をほじっている──みっともないし、衛生面も心配。ママが困るのはもっともですが、「とにかくやめさせたい」と思い、あせるのは禁物です。「子どものクセは専門用語で『習癖』と言いますが、クセは①気にしないほうがいいもの、②大人が上手に対応したほうがいいもの、③専門家に相談したほうがいいもの、の3つに分けて考えられます」と秋山先生。
「ひと昔前は『子どものクセはストレスが原因』と言われていたこともありました。でも、何が原因かは結局のところ分からないことが多いのです。ストレスがかかるとクセが強く出る、ということはありますが、決して『愛情が足りないせいだ』などと、ママが自分を責める必要はありません。子どものクセがどのタイプなのか見分けがつきにくいときは、子どもをよく観察してみましょう。
 中には発達に関わるクセで、専門家に相談したほうがいい場合もありますが、多くは一時的なもの。戸惑うママの気持ちは分かりますが、『生きていくには大したことではない』と大きな目で見て、受け止めてあげるようにしてください。もしずっと続くようなクセでも、あまり思い詰めず、まずは小児科や専門家に相談を。その上で『これも子どもの個性の一部』と受け入れてあげると、心に余裕ができますよ」

kodomoeママに聞きました
子どもの気になるクセは何ですか?

 鼻をほじる
 爪をかむ
 歯ぎしり
4位 指しゃぶり
5位 性器をいじる
6位 うそをつく
7位 モノや人をたたく

 多かったのは、複数のクセがあるという答え。上位3つのクセがすべてある、という子もいました。「ライナスの毛布」のように何か特定のものをさわり続ける、という答えも多く、「人ののどぼとけを触りたがる」というユニークな子も。

爪かみ・指しゃぶり・鼻ほじり……気になる行為・行動 子どものこのクセ大丈夫?の画像1●トイレにひんぱんに行きたがります。ひどいときは30分おきに「ママ、トイレ」。行くたびに出ているとは思えないのですが……(machiさん/6歳女の子ママ)
●すぐ汚れるようなことをしているのに手の汚れを気にしては拭きたがる。後で、手を洗えば済むのに……。(しゅうさん/3歳女の子ママ)
●髪の毛をくるくる指に絡ませたり、髪の毛を引っ張っています。(ゆーさん/2歳女の子ママ)
●鼻をほじるまではまだがまんできますが、それを食べちゃうとなるともう……(hllママさん/5歳男の子ママ)
●娘が、テンション上がったときなどに無意識に下あごを前に突き出して、下の歯が上の歯より前に出ています。(kusaさん/4歳男の子、2歳女の子ママ)
●1歳ごろから、うつぶせに寝て股間を床に擦り付ける、というのをやります。眠いとき、かまってもらえないときなど。そのまま寝てしまうことが多いです。(ぺこらさん/4歳女の子ママ)
●爪かみが止まらない。もうかむ爪がなくなる(短くなりすぎる)と爪のまわりの皮をかんでいます。やめてと言っても効果なし。(プー子さん/5歳&2歳男の子ママ)
爪かみ・指しゃぶり・鼻ほじり……気になる行為・行動 子どものこのクセ大丈夫?の画像2

シェア
ツイート
ブックマーク
トピックス

ページトップへ